全日空(ANA)は2017年11月8日から、新千歳空港で空港到着後から搭乗までの流れをシンプルに分かりやすくした新搭乗スタイル「ANA FAST TRAVEL」を導入する。空港での手続きの極小化と待ち時間の抑制、搭乗までの分かりやすい導線の提供を目指すもの。2015年から開始した羽田空港に続き、2か所目と導入となる。
具体的には、出発カウンターのレイアウトを変更。自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop」や自動チェックイン機を集約して配置し、特定カウンターの混雑防止と待ち時間の削減を目指す。有人カウンターでの荷物の重量計を床と同じ高さとし、手荷物を置きやすくする利便性向上につながるという。
また、身体の不自由な搭乗客や子連れ客など、搭乗の際に手伝いが必要な搭乗客用に車いすに座ったまま手続きを可能にした「Special Assistanceカウンター」を、中央保安検査場付近に設置。プレミアムチェックインカウンターは室内型にリニューアルし、室内に新設する専用保安検査場をラウンジや搭乗口に直結させるなど、よりスムーズな動線を実現した。