リクルートライフスタイルは「じゃらんnet」の年末年始期間(2017年12月23日~1月8日)の国内宿泊予約状況を発表した。
これによると、宿泊予約のピークは12月31日で、年越しを旅行先で過ごす人が多い。また、年明け以降、6日にかけて伸びているのが今年の特徴だという。平均宿泊数は1.2泊。ただし、沖縄県は市内や離島で2泊以上となっており、エリアによって差が生じた。
人気の旅行先ランキングは1位が東京都、2位が北海道、3位が大阪府。ベスト10の順位にはほぼ変動がない。前年より順位を上げた6位の静岡県は、熱海エリアに次いで現在放送中の大河ドラマの舞台である浜松・浜中湖エリアが多く、リクルートでは聖地巡礼の影響で予約が増えていると見る。
前年と比較した増加率ランキングでは、1位岩手県、2位香川県、3位沖縄県の順。上位旅行先のトピックとしては、岩手県は日本三大鍾乳洞の一つで、今年3月に営業を再開した龍泉洞では、冬季限定イルミネーションが開催。また、香川県は1キロ以上続く父母ヶ浜が夕焼け時にボリビアのウユニ塩湖のように水面が鏡のように輝く幻想的な写真が撮れると話題になっている。リクルートではこうした「SNS映え」スポットが、今年の年末年始も注目だとしている。
調査は2017年11月24日時点の予約人泊実績をもとに前年同時期比で算出。対象は、国内宿泊、ANAじゃらんパック、JALじゃらんパック、インバウンド(レジャーのみ)。