国内オンライン旅行会社3社が設立したコンソーシアム「旅行業不正検知共通プラットフォーム:JIRSTA(Japan Internet Reservation Standard for Travel Agency)」に、2017年12月にエイチ・アイ・エス(HIS)が加盟した。
JIRSTAはEコマース(EC)における航空券や宿泊予約などの不正購入を防止するための共通プラットフォーム。国内外からの不正利用を検知・防止し、犯罪防止に取り組む。訪日外国人旅行者が増加し、越境ECが拡大するとともに、旅行会社の不正被害も増加。特にクレジットカードによるECでの不正利用が多いという。
こうした状況を踏まえ、昨年11月に楽天トラベルを運営する楽天と、じゃらんを運営するリクルートライフスタイル、一休.comを運営する一休の国内OTA3社が発起人となり、コンソーシアムを設立。業界全体で対策をはかり、不正利用履歴データの共有化や高度化する不正利用の防止策を共有することで、各社が個々に防止策を講じるよりもコスト削減を狙う。
なお、JIRSTAの運営は、ITセキュリティやソリューションを提供するジャパンシステムが担当。