リクルートHD、東南アジアの旅行事業3社を譲渡、OTA市場の競争激化で

リクルートホールディングスは2018年1月5日、フィリピン、インドネシア、ベトナム拠点の連結子会社3社の株式譲渡を発表した。譲渡先はシンガポールのJet Tech Innovation Ventures。

株式譲渡の対象は、フィリピンのTravel Book Philippines(TB社)、インドネシアのPT. Go Online Destinations(PG社)、ベトナムのMyTour Vietnam Company Limited(MT社)。これら企業の創設は2011年~2012年。リクルートでは国内事業で得たノウハウを活用した海外事業展開を進め、2014年から2015年にかけて3社を子会社化して運営してきた。

リクルートHDでは今回の株式譲渡の理由として、「グループがもつノウハウの有効性検証という目的に対して期待した成果が得られた一方で、ASEANでのOTA市場を巡る競争環境を考慮して判断した」と説明。今後は新たな戦略に沿った事業の発展を目指すとしている。

なお、PG社の完全子会社Go Online Destinations Singaporeについては、PG社の株式譲渡に際してリクルートHDが株式を取得。その後清算することが決定している。

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