【図解】2017年の訪日外国人数は2869万人、トップは中国で700万人台、韓国は4割増で急伸(直近10年比較グラフ付き)

日本政府観光局(JNTO)が2017年の1年間に日本を訪れた訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)を発表した。それによると、2017年は前年比19.3%増の2869万1000人で統計開始以来の最高記録を更新。伸び率では2015年の47.1%増から低下傾向にあるものの、昨年の2403万9700人から460万人以上うわ回る成長をみせた。

一方、2017年の日本人出国数は4.5%増の1788万9300人。昨年の1711万6400人から増加した一方で、2015年時点で45年ぶりに逆転した訪日客と日本人出国者数の幅はさらに拡大。訪日外国人数と出国日本人数の合計では、4658万人に至った。

直近10年間の訪日外国人数の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

市場別でみると、主要20市場のすべてが年間の過去最高を記録。なかでも、トップの中国は15.4%増の735万6000人、次いで韓国が40.3%増の714万人となり、全市場を通じてはじめて700万人台を突破。台湾(9.5%増の456万4000人)と香港(21.3%増の223万1500人)を加えた東アジア4市場で21.9%増の2129万2000人に達し、昨年に引き続き訪日客全体の約7割を占めた。

また、ビザ要件緩和の効果により、2017年はロシアからの訪日客が40.8%増と大きく伸びたのが特徴だ。

JNTO発表資料より

なお、今回の年計は2017年12月の推計値発表に伴うもの。2017年12月の訪日外国人数は、前年同月比23.0%増の252万1300人だった。

2017年1月から12月の月次推移は以下のとおり。

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