楽天、民泊施設の登録を開始、今秋には「楽天トラベル」に掲載開始で国内ホテルと比較可能に

楽天グループで民泊事業を行う楽天LIFULL STAYが、国内民泊施設の登録を開始する。あわせて、同社グループの「楽天トラベル」への国内民泊施設の在庫を供給することを発表した。2018年9月を目途に、国内ユーザーは「楽天トラベル」で、日本のホテル、旅館、ビジネスホテルなどとともに民泊施設を選択肢の一つとして比較検討できるようになる。

今回の民泊施設の登録開始は、2018年6月15日の住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行に先立ち、民泊事業者の届出受付が始まる3月15日に合わせたもの。新法施行後に開設する予定の民泊サイト「Vacation STAY(仮称)」に掲載する国内民泊施設の登録受付を開始する。

楽天トラベルへの在庫提供は、2018年9月頃が目途になるという。多様化する宿泊ニーズにあった利便性の高いサービスを提供していくことで、宿泊施設全体への送客力を高めることを目指す。

一方で、海外ユーザーに対しては、これまで提携を進めてきた「ブッキング・ドットコム(Booking.com)」、「ホームアウェイ(HomeAway)」、中国民泊大手の「途家」など海外企業のサイトを通じて、「Vacation STAY」に掲載する国内民泊施設を予約できるようになる。この連携は、サイト開設時から順次行う予定だ。

同社では、掲載する民泊物件について、民泊新法、特区民泊、簡易宿所営業許可など必要な法令に基づき届出が受理されている物件のみを扱い、合法で安心・安全な民泊環境を推進していくとしている。

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