ブッキング・ドットコム(Booking.com)は、同サイトのユーザーのクチコミをもとに宿泊施設を表彰する「ゲスト・レビュー・アワード2017」を発表した。
同社サイトに寄せられた1億4000万件以上のクチコミをもとに、宿泊客に素晴らしいサービスを提供する宿泊施設を表彰するもの。クチコミ数5点以上、平均8.0以上のスコアを獲得した施設が対象で、今回は世界218か国地域のなかから54万9937軒を選出した。このうち日本の宿泊施設は6287軒が選出、前年の3948軒から大幅に増加したという。
日本の受賞施設のうち、クチコミスコアが10点満点だった施設は6軒。また、受賞施設の平均スコアは8.6で、全世界の平均8.8よりやや低い結果となった。
ブッキング・ドットコムでは日本の受賞施設のなかから、クチコミ数が多く、高得点を獲得し、施設の画像が揃う施設をピックアップして発表。「ザ・リッツ・カールトン沖縄」のような高級ホテルから「旅籠 桜」のような旅館、ヴィラ、カプセルホテルまで、幅広いラインナップの施設が9.0以上の高スコアを獲得した。ブッキング・ドットコムが発表した日本の高評価ホテルのおすすめ10軒は以下の通り。
なお、世界で最も多くの受賞施設を獲得したのはイタリアで、8万1603軒。3位のアメリカを除き、上位10は欧州の国々だった。
バケーションレンタルの人気高まる
また、ブッキング・ドットコムは今回のアワードでは、アパートメントタイプの受賞施設が全体の約3割となり、初めてホテルを上回ったことも発表。これは、ブッキング・ドットコムが最近、26か国で行なった調査でも同様の傾向が表れており、「2018年はホテルよりもバケーションレンタルタイプの施設に滞在したい」との回答者が全体の33%に及んだという。
また、回答者の4割が、今までに滞在したことのないタイプの施設への宿泊意向を示しており、多種多様な宿泊施設への需要と興味は根強いと指摘している。