米グーグル(Google)はこのほど、航空検索サービス「Googleフライト」に飛行遅延予測機能を導入した。航空会社から提供された遅延情報だけでなく、同社の機械学習アルゴリズムや飛行情報データを用いることで新たに「航空会社が発表していない遅延予測情報」も通知できるようになったもの。「8割」の信頼性で遅延が発生する場合にアラートが表示されるという。
日本語対応も行われており、利用方法はシンプル。グーグルの検索窓に搭乗予定の航空便(例:アメリカン航空 4442 など)や航空会社名と発着地(例:ニュージーランド航空 オークランド〜シンガポール など)と入力するのみだ。遅延予測は赤く表示される。
併せて、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空のフライトについては、新たな運賃体系として発表されている「ベーシックエコノミー」クラスで対応可能なサービス情報の提供を開始した。「ベーシックエコノミー」は、提供する荷物預け入れや航空券の変更条件など各社のサービス条件が異なっており、そのサービス体系を分かりやすく示すもの。たとえば、「(頭上の)荷物入れの利用」「座席指定」「チケット変更」「アップグレード」「手荷物料金」などが事前に把握できるようになっている。
以下は、日本語版ウェブページでの表示例。利用できないサービスには「不可」と表示される。