アジア・インタラクション・サポートは、同社が運営するタイ旅行者向け日本旅行情報Webサイト「Chill Chill Japan」上で「タイ人の訪日旅行に関する意向調査」を実施した。それによると、人気観光スポットでは「富士山」が第1位となり、以下「白川郷」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が続いた。このほか、「ガーラ湯沢」(8位)や「立山黒部アルペンルート」(11位)など雪に関わるスポットも上位にランクした。
▼人気観光スポットランキング(行きたいスポット)
行きたい市町村・地名の第1位は、人気観光スポットと同様に「富士山地域」。以下、「京都」「白川村」が続き、「大阪」(4位)、「札幌」(7位)、「日光」(8位)、「高山」(9位)、「福岡」(10位)など著名な都市が上位を占めた。富士山や大阪は訪日未経験者の投票率が高く、一方リピーターの間では「高山」「小樽」「広島」「函館」「松本」「仙台」「立山大町」「湯布院」など地方の投票率が高い結果となった。
▼人気の街ランキング(行きたい市町村・地名)
調査の結果、全47都道府県、約230市町村・地名、364ヶ所のスポットが挙がり、タイ人が日本を詳しく知っている現状が浮かび上がった。また、日本旅行で期待することでは、自然・四季、世界遺産、大都市、伝統的な日本、テーマパークなどのほかに、日本らしさとタイには無いものを求める傾向が強く、雪、きれいな水、温泉、動物、花、アニメ、グルメ、アクティビティ、果物、写真撮影などが挙げられた。このほか、「和装体験」「サイクリング」「登山・トレッキング」「ドライブ」「クルージング」「鉄道」「田舎体験」「地方」「アート」なども多数のタイ人が挙げた。
調査では、行きたい観光地へのアクセスが不便な場合についても質問。74%が「自分たちでなんとか行く」と答え、「3時間以上でも厭わない」が40%にものぼった。
この調査は、2017年11月10日〜12月10日に行われ、有効回答数は男性524人、女性2286人の計2810。そのうち、年齢層で最も多かったのは25〜29歳。訪日回数で最も多かったのは2回〜4回。最も多かった月収範囲は3万〜5万バーツ(約10万5000円〜約17万5000円)。