HIS決算、売上高は3割増の1645億円、営業利益は6割増・経常は4割減に ―2017年11月~2018年1月期

エイチ・アイ・エス(H.I.S.)が発表した2018年10月期第1四半期(2017年11月1日~2018年1月31日)によると、売上高は前年同期比31.6%増の1645億900万円。営業利益は60.1%増の40億7800万円、経常利益は44.8%減の39億5700万円、四半期純利益は67.4%減の13億200万円。為替差損を7億1700万円計上したことで、経常利益と四半期純利益は大幅減となった。

セグメント別にみると、旅行事業では、売上高が34.2%増の1457億4600万円、営業利益は131.5%増の19億7900万円。連結子会社化した企業の業績寄与が好影響をもたらした。また、オンラインで方面別ページを新設するなど、利用者による検索動向に合わせた改善が増収増益に寄与した。

ハウステンボスグループの売上高は17.1%増の100億5200万円、営業利益は12.4%減の19億7400万円。独自性のあるコンテンツ展開を図ったものの、多客期の週末の悪天候や連休減少などの影響で入場者数は前年比マイナス推移となった。

ホテル事業は、売上高は84.7%増の31億3000万円、営業利益は70.6%増の3億9400万円。「変なホテル」の積極展開のほか、台湾のグリーンワールドホテルズの連結子会社化などにより、大幅な増収増益となった。

なお、2018年10月期の連結通期業績は、売上高が21.3%増の7350億円、営業利益が13.1%増の180億円、経常利益が1.8%増の200億円、当期純利益は11.0%減の118億円を見込む。

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