ヤフー、シェアサイクル事業に本格参入、自治体など対象、スマホ簡単操作の提供企業に資本参加

ヤフーの子会社で新規事業開拓を行うZコーポレーションはOpenStreetに資本参加し、同社が事業者や自治体を対象に展開するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」の事業拡大を加速させる。

OpenStreetは2016年11月から「HELLO CYCLING」を開始。事業者や自治体は、GPSと通信機能を搭載した「スマートロック」と専用の操作パネルを自転車に取り付けることで「HELLO CYCLING」を運営することができる。一方、利用者は、自転車を借用・返却できる「ステーション」の検索から決済までの一連の手続きを、スマートフォンやパソコンで簡単に行うことができるほか、「ステーション」であればどこでも乗り捨てが可能。さらに、異なる事業者や自治体により展開される複数のシェアサイクルサービスを一つのIDで利用することもできる。

同サービスは現在、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、兵庫県、香川県などの約40地区で展開されており、約1,000台の自転車が配備されている。また、小売業者や鉄道交通機関、コインパーキング運営事業者、マンションデベロッパー、観光協会など幅広い業種の企業や自治体などと連携し、各地域の特性に合わせた短距離交通インフラを提供しているところ。

アプリ上のステーション検索画面 (報道資料より)

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…