観光庁、旅行4社を行政処分へ、貸切バスの運賃下限割れなどでJTB・KNTらに聴聞実施

観光庁は2017年3月12日、第1種旅行業登録の旅行会社4社に対する聴聞を実施する。対象の旅行会社は、JTBメディアリテーリング(東京都)、近畿日本ツーリスト中部(愛知県)、中日企業(愛知県)、タイリクトラベルサービス(東京都)。いずれも、旅行業法第13条第3項第2号違反。

JTBメディアリテーリングに予定する行政処分は、9日間の業務停止命令(西日本事業部)。2016年12月2日に実施したタクシー利用の旅行で、営業区域外のタクシーを貸切り、道路運送法第20条の違反に関与した。

近畿日本ツーリスト中部に予定する行政処分は、9日間の業務停止命令(名古屋教育旅行支店)。2016年5月8日に実施した貸切バス利用の旅行で、下限を下回る運賃・料金でバス貸切を実施し、道路運送法第9条の2第1項の違反に関与した。

中日企業に予定する行政処分は、14日間の業務停止命令(本社営業所)。2017年2月3日に実施した貸切バス利用の旅行で、下限を下回る運賃・料金でバス貸切を実施し、道路運送法第9条の2第1項の違反に関与した。

タイリクトラベルサービスに予定する行政処分は、業務改善命令。2016年10月11日~10月13日に、海外の旅行業者が実施した貸切バス利用の旅行で、手配代行業者として下限を下回る運賃・料金でバス手配を行ない、道路運送法第9条の2第1項の違反に関与した。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…