エクスペディア・グループは、このほど同社サイトの予約データをもとに2017年の訪日外国人旅行者の需要分析をおこなった。それによると、東京・大阪・京都の宿泊施設ではインバウンド需要が35%以上増加。国・地域別では、米国、香港、韓国が約40%増で上位となった。
東京・大阪・京都で上位10か国の中で最も平均客室単価が高かったのは米国。単価の伸び率が最大だったのは前年比約5%増の韓国だった。
東京・大阪・京都以外の地方都市をみると、インバウンド需要トップ5は那覇市、福岡市、札幌市、名古屋市、千葉市。特に福岡市と千葉市における提携宿泊施設のインバウンド旅行者は約6割増を記録。国・地域別では韓国、香港、米国、台湾、シンガポールで全体の約7割を占めた。
そのほか、九州全域では全域で好調となっており、大分市は平均客室単価が4割増、宮崎市と熊本市は2割増となった。
この調査は、2017 年 1 月 1 日~12 月 31 日までの統計データを元に分析したもの。