JR九州「久大本線」が7月14日に全線復旧へ、九州北部豪雨の被害乗り越え「ぜんぶつながるプロジェクト」を始動

2017年7月に発生した九州北部豪雨の影響で不通となっていた、久大本線の光岡駅~日田駅間が2018年7月14日に開通する。これにより、福岡県の久留米駅から大分県の大分駅までをむすぶ全線が約1年ぶりに開通することになる。

これに合わせ、新幹線活用久大本線活性化協議会と大分県、JR九州は共同で「久大本線 ぜんぶつながるプロジェクト」を始動。全線再開の周知と復興への歩みをさらに進める活動を展開する。

プロジェクトでは、特設サイトを通じて久大線沿線地域に寄せられたエールやメッセージを募集。その中から選んだメッセージを風船に印字し、7月14日、久大本線のシンボルといえる特急「ゆふいんの森」号初運転の際に空に飛ばすイベントをおこなう。そのほか、沿線の元気な姿やイベントなども紹介していく。

2017年7月の豪雨では、24時間観測史上最多の雨量を記録。死者37名、行方不明者4名の人的被害、307件の土砂災害が発生。大分県日田市の橋りょうも流失したほか信号ケーブルの断線など11件の被害が発生した。7月5日~9日までの5日間で、計16 路線で 1516 本が運休し、約30万人の利用者に影響が出た。


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