国内宿泊予約サイト「マイナビトラベル」は、 国内の学生旅行に関してのアンケートを取りまとめた「学生旅行白書」を発表した。 調査対象は全国の大学1年生~4年生、大学院生の1925名。それによると、長期休暇の過ごし方で最多の回答だったのが「旅行をする(49.8%)」で、「アルバイトをする(47.3%)」「食事・飲み会に行く(40.3%)」と続いた一方で、「家でのんびりする(34.3%)」「たくさん寝る(22.4%)」という回答も見られる結果となった。
大学生が1年間で国内旅行へ出かけた平均回数を、学年別に比較すると、大学2年生の「2回」が最多。インターンシップをはじめとする就職活動の準備で大学3年生は回数が減るが、全体として1年に1回以上は国内旅行へ行くことが分かった。
また、国内旅行の目的では、「食事・グルメ・その土地の食べ物など」と回答した割合が57.5%で最多で、「温泉」が38.6%、「自然の景色を観る、 触れる」が31.1%と続いた。男女別では、 目的を「温泉」とした割合は男子が44.9%、 女子が33.9%。 一方で、「テーマパーク・遊園地に行く」は男子の18.0%に対して、女子は33.0%と圧倒的に男子を上回った。
このほか、女子の方が「写真を撮る」と回答した割合が高く、約3割(27.2%)が選択。旅行先を設定する際に、「フォトジェニック」なスポットが影響を与えているかという質問に対しても、女子が69.2%と男子の61.5%を上回る結果となった。
国内旅行でもう一度行きたい旅行先のランキングは「京都府」が12.8%でトップ。2位は「沖縄県」、3位は「北海道」がランクイン。理由としては、「一度では回りきれなかった」「魅力的な観光スポットが多い」などの意見があがった。
宿選びで重視する点については、「価格」と回答した割居合が89.3%と圧倒的。約8割(79.2%)の学生が大人1名1泊あたり1万2000円以下で宿泊しているという調査結果も出た。