J.D.パワー アジア・パシフィックが発表した「2018年 日本ホテル宿泊客満足度調査」で、1泊3万5000円以上部門では3年連続で「帝国ホテル」が首位になった。1泊1万5000円~3万5000円未満部門では「ホテル アソシア」、1泊9000円~1万5000円未満部門では「リッチモンドホテル」、1泊9000円未満部門では「スーパーホテル」が5年連続で1位となっている。
1泊3万5000円以上部門では、帝国ホテルが「客室」「チェックイン/チェックアウト」「F&B(料飲)」「料金」「ホテルサービス」分野で最高評価に。2位は「星のや」で「飲料(F&B)」は帝国ホテルと同率。「ホテル施設」では同部門でトップ評価を獲得。3位は「ザ・リッツ・カールトン」だった。
同社によれば、最高価格帯部門で満足度に与えた要因と影響度合いを2010年と比較すると、「客室」は2010年の24%から2018年は21%に縮小した一方で、「料飲」は17%から21%に拡大。同様に、「ホテル施設」のインパクトは縮小し、「ホテルサービス」が拡大するなど、ハード面からソフト面に顧客の視点のウエイトが移行する傾向が見受けられた。また、「コンシェルジュサービス」「朝食」「レジャー施設」といった付帯サービスへの期待が大きいことなどから、旅行者は単なる宿泊から滞在中の体験を楽しむ方向にシフトしてきていると分析している。
1泊3万5000円以上部門のランキングは以下のとおり。
1泊15000円~3万5000円未満部門のランキングは以下のとおり。
このランキングは、全国18歳以上の男女からの回答をもとに算出。ホテルが提示する正規料金の最多価格帯や客室面積をもとに、料金別の4部門を設け、「予約」「チェックイン/チェックアウト」「客室」「料飲(F&B)」「ホテルサービス」「ホテル施設」「料金」の7要因で宿泊客の満足度を測定している。
全部門のランキングは以下まで。