格安航空券予約アドベンチャー、西日本拠点の老舗旅行会社を子会社化、オンライン集客の応用で販売強化へ

国内外の航空券等の旅行商品の予約サイト「skyticket」などを運営するアドベンチャーは、大阪拠点の旅行会社・ラド観光株式会社の株式を取得し、完全子会社化を発表した。

ラド観光は1968年創業。西日本の拠点を中心に柔軟な企画力と旅行サービスで、大手企業の参入の少ないスキーツアーや、航空会社とのコネクションを活かした航空券発券事業で転化してきた。

アドベンチャーは子会社化後、同社のオンライン予約サービスで行なってきたUI/UX、ABテスト、SEOやSEM、アプリ開発など広告や集客のノウハウを応用し、これまでラド観光がリーチできていなかった客層への自社販売を強化する方針。そこで得た顧客からのフィードバックをツアー企画にも生かし、ホールセール事業も拡大させる。

これらシナジー効果によりアドベンチャーは、ラド観光を2018年10月期の売上61億円/営業利益2億円から、2019年10月期には売上80億円/営業利益2億円、2020年10月期には売上100億円/営業利益3億円に増収増益させる目標を掲げている。

アドベンチャーが取得したラド観光の株式は5万株(議決権所有割合100%)。公表した取得価格は、普通株式が9億7600万円、アドバイザリー費用等を含む合計は10億5000万円(概算額)。

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