訪日客の夜間消費をタビナカで狙う、フリーWi-Fi活用で大阪観光局とNTT西日本らが実証実験

大阪観光局と西日本電信電話(NTT西日本)などは、外国人観光客向けの周遊施策と外国人観光客向けに提供する「Osaka Free Wi-Fi」を活用したタビナカプロモーションの実証実験を行なう。

大阪観光局によると、来阪外国人観光客は2018年上半期で約588万人と好調に推移。ただし、夜間観光の実証実験では、外国人観光客は22時以降、時間の経過とともに活動が減少しており、夜間消費を喚起するコンテンツにニーズがあり、かつタビマエよりタビナカの広告に効果があることが判明した。

そこで大阪観光局は、外国人観光客のニーズに合わせたタビナカプロモーションとして周遊施策「KANPAI Osaka」を展開。心斎橋・なんば地域を中心に、大阪市内の37店舗で特典メニューを提供するもので、これにあわせてOsaka Free Wi-Fi接続時に同プロモーションのプッシュ広告を配信する。

広告は、エリアやユーザー属性、時間帯等にあわせて配信。店舗に設置されたOsaka FreeWi-Fiに接続してクーポンを表示することで、広告の開封ログやプロモーションサイトのアクセスログなどを蓄積する。その結果果を分析しプロモーションの効果検証を行なうとともに、今後の効果的なタビナカプロモーションとデジタルマーケティングに繋げる方針だ。実証実験は2019年2月1日~6月30日まで実施する。

発表資料より

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