京都・福知山市、2020年大河ドラマに向けて築城主・明智光秀イメージ調査 -特別大使に子孫とされるクリス・ペプラーさん就任

京都市福知山市は、福知山城を築いた戦国武将・明智光秀の魅力と福知山との繋がりを全国に発信する「知られざる明智光秀プロジェクト」を開始した。2020年に放送予定のNHKドラマ「麒麟が来る」の主人公・明智光秀が福知山城の築城主であることから、明智光秀の功績や知られざる側面、福知山との繋がりを周知し、市内のゆかりの地への誘客を図る。特別大使には、子孫とされるタレントのクリス・ペプラーさんを起用した。

プロジェクト第1弾として行ったのは、「明智光秀イメージ調査」。これによると、若い世代を中心に「策略家」「裏切者」のイメージがもたれているが、シニア世代には「教養人」として認識されていることも分かった。「好きな戦国武将」のランキングで明智光秀は7位となり、対象の8武将のなかで人気が低かったが、大河ドラマに主人公として描かれた戦国武将が好意的なイメージを持たれやすいことも判明。大河ドラマによって明智光秀の人気が上る可能性にも期待している。

発表資料より

このほか調査では、「明智光秀のイメージ」について約4割が「策略家」、35.5%が「裏切者」と回答。「教養人」や「良君」のイメージは低かった。「明智光秀の好感度」については約7割が「好きでも嫌いでもない」と回答。これに対して福知山市では「好き/嫌い」に至るまで光秀を知らないことが読み取れるとした。

「福知山市と明智光秀の関係」については、福知山市が明智光秀のゆかりの街であることを「知っていた」人は15.4%、「聞いたことがある」の25.0%を合わせても、4割にとどまった。福知山市では今後もドラマ放映年の2020年度まで、継続調査を行ない、明智光秀のイメージや福知山の認知について経年変化を把握していくとしている。

発表資料より

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