リクルートライフスタイルの調査機関「じゃらんリサーチセンター」はこのほど、海外旅行における日本と外国人の目的の違いについて調査をおこなった。それによると、日本人が海外旅行をする目的の上位は「リラックスしたい」(12.3%)、「おいしいものを食べたい」(11.0%)、「日常から逃れたい」(9.3%)の順。中国、イギリスともに「リラックスしたい」がトップだったが、アメリカ人は「冒険心を満たしたい」(10.8%)が1位となった。
また、日本人は10位内に「世界遺産を回りたい」(7.1%)と「ストレス解消したい」(4.7%)がランクされたが、これらは中国、イギリス、アメリカには含まれないことも判明。日本で2位になった「おいしいものを食べたい」は、中国では8位に。アメリカとイギリスでは10位圏内にランクされなかった。
また、実際に現地でおこなった体験内容についても国によって傾向は異なる。
日本では「フード・ドリンク」が1位となった一方で、中国、アメリカ、イギリスは「歴史・文化」が1位に。フード・ドリンクについて体験したものでは、いずれの国も「その土地ならではのローカルフードを食べる」「市場などで食べ歩きする「カフェ・スイーツ店に行く」がトップ3にランクイン。ただし、日本人と中国人は「飲み比べ」「ミシュラン店舗に行く」がほかの国よりも上位となった。
この調査は、日本、中国、アメリカ、イギリスの25~50歳の男女合計1660名を対象に実施したもの。調査期間は、2018年12月から2019年3月まで(地域によって異なる)。