北海道の森の中で、最新デジタル技術による体験型の新アトラクション、阿寒アドベンチャーツーリズムがデジタルアート企業と

阿寒アドベンチャーツーリズムは2019年7月5日、阿寒摩周国立公園の阿寒湖の森を舞台に、自然とアイヌ文化を活かした体験型観光アトラクション「阿寒湖の森ナイトウォーク『KAMUY LUMINA(カムイ・ルミナ)』をオープンする。

世界最高峰といわれるカナダのデジタルアート企業・モーメントファクトリーとの提携で実現したもの。国立公園の夜の森に、光や映像、音響でインタラクティブなデジタルアートの仕掛けを施し、冒険しながら自然とアイヌ伝説を体感できるようにした。アイヌの伝説として伝わるフクロウの神が歌った謡「コンクワ」をモチーフに、物語を実体験しながらアイヌ文化や自然との関わりについて、国籍や年代問わず楽しみながら学べるのが特徴だ。

具体的には、夜の森にプロジェクションマッピングやシノグラフィー(光と音の舞台装置)など、最新のデジタル技術で動物の姿を投影。阿寒湖の地形や景観を活かした演出で、インタラクティブな仕掛けを盛り込んだ。参加者も登場人物の一人として、物語の世界観に引き込まれるような没入感が味わえるという。

提携先のモーメントファクトリーでは、その土地の文化と自然をもとに作り上げるマルチメディア・エンターテイメント体験を「ルミナ・ナイトウォーク」としてシリーズ化しており、本作品は世界10作品目となる。

カムイ・ルミナの開催期間は2019年7月5日~11月10日まで。冬季は休業し、翌年は5月下旬~11月上旬の営業を予定している。入場料は大人3000円、小学生1500円で、1割引の前売料金も設定。同事業の収益の一部は、阿寒湖周辺の自然保護活動やアイヌ文化振興の支援金として活用される。

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