【図解】訪日外国人数、2019年6月は6.5%増の288万人、タイ・インドネシアが2ケタ減で減速 ―日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2019年6月の訪日外国人数(推計値)は前年比6.5%増の288万人となった。前年同月の277万3100人を約17万人以上うわ回り、6月の過去最高を更新した。

市場別では、中国が前年比15.7%増の88万700人となり、単月の過去最高を更新。伸び率も前月(13.1%)を上回り、最大市場でありながら増加の推移が続いている。その他、韓国は0.9%増の61万1900人、台湾は0.9%増の46万1100人、香港が1.7%増の20万9000人。この3市場は、先月に前年割れの推移だったが、前年比増加の推移にもどした。いぜんとして、中国が東アジア全体の増加を牽引しているといえる。

また、6月は米国、カナダ、英国、フランスなどの欧米市場をはじめ、16市場で6月の過去最高を記録。フィリピン(25.3%増の4万6800人)やベトナム(20.1%増の3万5400人)の伸びが著しく、人数で見てもシンガポールやマレーシアに匹敵する規模になってきた。

多くの市場が6月の過去最高を記録する中で、今月は東南アジア市場が減速。シンガポールは18.3%増の4万7300人で6月の過去最高となったが、タイは14.5%減の6万3000人、インドネシアは12.2%減の4万9300人、マレーシアは16.4%減の3万500人と2ケタ減の伸びとなった。

東南アジアの動きについてJNTOでは、一部の市場で生じた休日配列による旅行需要の移動や、航空座席の供給減少の影響だと分析している。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可
JNTO:報道資料より

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