観光庁は2019年10月1日、「観光×テック」をテーマとしたピッチコンテスト「G20 Tourism Innovation Pitch」を開催した。観光の発展に資する先進的なサービスや技術を短時間でプレゼンし、競うもの。民間のベストプラクティスを共有することで、全世界的な規模で持続可能な観光実現に向けた取り組みを加速する狙いがある。22カ国108件の応募の中から書類審査を通過した19団体が参加し、上位3者が決定。3者は10月26日に北海道倶知安町で開催するG20 観光大臣会合で発表することになる。
観光庁と専門家等による審査の結果、入賞したのはインド拠点でヒマラヤの電化されていない山奥に旅行者がソーラーパネルを届けるツアーを発表したGlobal Himalayan Expedition。また、日本からはインバウンド旅行者に無料でSIMカードを配布して情報発信を行うWAmazing、ユーザー個人が体験したバリアフリー情報をユーザー同士で共有するスマホアプリを提供する一般社団法人 WheeLogが入選した。
上記の3者を含めて、今回登壇した19団体は以下のとおり。
- Airporter/空港とホテル間の手荷物当日配送サービス/日本
- atta/ビッグデータとAIを駆使したトラベル検索サービス「atta」/日本
- ビースポーク/AIチャットボット「BEBOT」(ビーボット)/日本
- ecbo/ecbo cloak(エクボクローク)/日本
- Global Himalayan Expedition/Electrification of remote Himalayan Communities /インド
- ぐるなび /LIVEJAPAN を活用した外国人旅行者に対する多言語での災害情報発信/日本
- Luup /LUUP(ループ)/日本
- 日本電気/Digital ID(顔認証、ID 連携)を活用した手ぶら観光/日本
- NOFATE /smarTravel(仮称): オーバーツーリズム問題を解消しカスタマーエクスペリエンスを高める仕組み/ 日本
- PIJIN/QR Translator/日本
- プレースホルダ/遊びが学びに変わる次世代型テーマパーク「リトルプラネット」/日本
- SEKAI HOTEL /SEKAI HOTEL(セカイホテル)/日本
- Stroly /Stroly(ストローリー)/日本
- TakeMeTour Pte. Ltd./TakeMeTour/タイ
- tripla/旅行業界特化型の予約もできるtripla チャットボットサービス/日本
- オー・エス・エス/忘れ物・手荷物国際配送サービス/日本
- WAmazing/訪日外国人旅行者に特化した「手の中の旅行 エージェント」地方部への旅行者の分散・平準化/日本
- WheeLog /みんなでつくるバリアフリーマップ「WheeLog!」/日本
- WovnTechnologies/WEB サイト・アプリの多言語化を実現する SaaS「WOVN.io」/日本