フィリピン政府観光省はこのほど、マニラにある城壁都市イントラムロス地区を「持続可能な創造的都市遺産地区」に認定した。
イントラムロス地区は、16世紀にスペイン人たちに立てられたマニラ最古の地区。当時建築されたサン・アグスティン教会は世界遺産として現存している。また、景観保護のために教会への近代化の影響を最小限にどどめる取り組みなどをおこなってきた経緯がある。
イントラムロス管理局は2022年以降、(1)都市再生の収束、(2)文化遺産、(3)持続可能な観光の3つのビジョンを掲げた取り組みを実施。保全管理計画の準備や主要道路の「歩行者化」、広場の再開発といったプログラムを順次展開予定としている。