農林水産省は、農泊地域を海外に紹介する英語サイトでコンテンツを拡充させた。昨年末に日本の農泊地域を海外に紹介するポータルサイト(英語版)「Countryside Stays Japan」を開設し、一部地域を紹介してきたものに紹介地域を追加したもの。
この事業は平成31年度農山漁村振興交付金(農泊推進対策)を活用。海外の一般消費者に日本の農泊への認知度を高め、農泊需要を喚起する取り組みを支援する目的で実施されている。補助事業として、「ぐるなび」がウェブサイト制作を行っている。
Countryside Stays Japanでは、動画と記事で農泊地域を海外向けて紹介しており、そのうち、動画と記事でプロモーションする地域について、今回新たに7地域(8団体)が追加され、合計10地域(11団体)に拡大。記事のみによるプロモーション地域は10地域(10団体)が加わり合計26地域(29団体)となった。
動画や記事の制作では、欧米豪の英語圏の一般消費者をターゲットとして外国人目線で制作。欧米豪では1ヶ所に長期滞在する旅行スタイルが好まれることから、「スロー」「リラックス」「開放」といった田舎に持つポジティブなイメージを表現したという。動画制作にあたっては、海外メディアを主なクライアントとする映像クリエイターが制作を担当した。
農林水産省では、農泊紹介の動画や記事の認知拡大とCountryside Stays Japanへの集客を目的として、ぐるなびが運営する訪日メディア「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」にバナー広告などを実施。また、「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」のSNSフォロワーに農泊記事の投稿を行うほかGoogleディスプレイネットワーク(GDN)やフェイスブックでの広告を展開する。
さらに、日本政府観光局(JNTO)とも動画や写真を共有。JNTO海外事務所も含め、日本の農泊の魅力を世界に発信してもらう予定だ。
Countryside Stays Japan