【図解】豪・米・英からの訪日旅行者数2019、ラグビーW杯効果で英国は27%増に ―2019年版

日本政府観光局(JNTO)発表による2019年1年間の訪日外国人数(推計)を豪州、米国、英国でみると、いずれも年間合計人数の過去最高を更新した。

米国は前年比12.9%増の172万3900人、豪州が12.6%増の62万1800人。英国は27.0%増の42万4200人。英国はラグビーワールドカップ期間の急増などを受け、 年間約9万人増加した。

2010年から2019年まで、直近10年間の推移は以下のとおり。

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なお、今回の年計は2019年12月の推計値発表に伴うもの。2019年12月は、米国は13.9%増の14万4500人、豪州が14.3%増の7万2700人、英国が21.0%増の2万7700人。ラグビーW杯日本大会が開催された9月と10月の英国は前年比8割増以上の大幅増を記録し、その後11月は約4割増、12月は約2割増になっている。

2019年1月~12月までの推移は以下のとおり。

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JNTOによると、2019年通年の状況として、米国はすべての月で同月過去最高を更新し、初めて年計170万人を突破 。米国でのアウトバウンド市場が堅調に推移するなか、桜の季節に合わせた訪日需要が高まった3月は単月最高の17万6564名を記録。北米の富裕層や特定関心層、現地有力旅行会社やメディアに向けた取り組みを積極展開することで、訪日意欲の喚起につなげた。

豪州もすべての月で同月最高を記録し、年計で初めて60万人超えを達成。シドニー/関西線の増便、パース/成田線の新規就航などが訪日旅行需要につながったほか、ラグビーW杯を契機とする旅行者も増加。また、学校休暇やスキー目的での旅行需要が高まる1月は単月過去最高の8万1063人を記録した。

英国は、ロンドン/関西線の就航などによる航空座席供給量の増加に加え、ラグビーW杯の開催に合わせた訪日需要が拡大。旅行先としての日本への関心の高まりがみられた。

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