【図解】訪日外国人数が4か月連続で前年割れ、中国は22%増、韓国の低迷続き2020年1月は1.1%減 ―日本政府観光局(速報)

日本政府観光局(JNTO)によると、2020年1月の訪日外国人数(推計値)は、前年比1.1%減の266万1000人となり、4か月連続で前年を下回った。

JNTOでは今回の減少要因も韓国市場の低迷と説明。韓国は、59.4%減の31万6800人で、昨年7月からのマイナス推移が今年に入っても続いている。

ただし、韓国市場を除く17市場では1月の過去最高を記録。特に豪州は、5.2%増の8万5300人で、単月の過去最高を記録した。これについてJNTOでは、継続的なプロモーション効果に加え、パース/成田線の新規就航やシドニー/新千歳線の季節便運航など、航空座席供給量の増加も寄与したとしている。

また、今年は中華圏の旧正月休暇(春節)が1月となったことで、旧暦で新年を祝う市場では、香港が42.2%増の21万9400人、台湾が19.0%増の46万1200人など、2ケタ増の大幅増となった。

最大市場である中国市場は22.6%増の92万4800人で、訪日市場全体の35%を占めた。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国政府が1月27日から団体ツアーと航空券+ホテルのパッケージ商品の販売が禁止を通達。来月以降の大幅な減少が見込まれる。

JNTOでは、市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションに取り組むとしている。

訪日外国人数の月次推移と市場別の数値は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

JNTO資料より

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