箱根DMOは、リアル行動データプラットフォームを運営するunerryと連携し、箱根エリアの交通動態、渋滞のメカニズムを調査する。環境省の「令和元年度富士箱根伊豆国立公園満喫プロジェクト箱根地域利用動態調査」を提案し、採択されたもの。箱根観光の課題となっている繁忙期の交通渋滞解決に向け、リアルビッグデータを活用した交通動態の把握、渋滞解消の検証に取り組む。
具体的には、unerryのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」の位置情報ビッグデータを活用し、箱根への来訪者の動態調査を実施。来訪者がどのようなルートで箱根を周遊しているか、どこにボトルネックがあるかといった渋滞のメカニズムを明確にし、箱根DMOは交通インフラ部会で、小田急箱根ホールディングス、伊豆箱根鉄道の意見も交えながら、来訪者の利用動道の魅力創出の観点から検討するとしている。
スマートフォンへ渋滞を避ける情報提供をプッシュ通知で行い、渋滞緩和の可能性を見出す実証実験も実施する。