山火事から回復したコアラ、半年ぶりに森に帰宅、オーストラリア政府観光局「復興の象徴に」

オーストラリア政府観光局は2020年4月、大規模な山火事により2019年10月に救出されたコアラのアンウェンが、元の生息地であるポート・マッコーリー市内のレイクインズ自然保護区に解放されると発表した。

現在4歳のアンウェンは、山火事でひどい火傷を負い、世界唯一のコアラ病院であるポート・マッコーリー・コアラ・ホスピタルの集中治療室に搬送。数カ月にわたり傷が癒えるのを待った後、屋外でのリハビリテーションを経て元気な姿に戻った。

同病院からはアンウェン以外にも治療を受けていた25匹のコアラがレイクインズ自然保護区やクロウディベイに解放されるという。同観光局では、「コアラのたくましくも心温まる物語を復興の象徴とし、新型コロナウイルスが終息した暁には会いにきてほしい」と呼びかけている。

ポート・マッコーリー・コアラ・ホスピタルはシドニーから航空機で1時間。現在は新型コロナウイルスの影響で訪問することができないが、通常はガイド付きツアーも実施している。

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