JTBと民泊エアビーアンドビー(Airbnb Japan)は、地方での空き家を活用した受入環境整備で連携する。2028年までに全国100地域で「新たな受け入れ環境整備」の展開を目指す。
具体的には、地域資源を活用した体験型観光プログラムの開発や、観光資源の再評価を通じて、地域の新しい観光モデルの構築を支援。また、地域住民や関係者を対象とした年間計10回程度のワークショップを実施するほか、民泊ホストになるための具体的な事例を共有し、地域事業者自らビジネスをスタートできる環境を整えていく。
さらに、空き家問題や宿泊環境体制整備に加えて、特に東日本で地域と共に創る持続可能なインフラ整備に取り組む。
Airbnb Japanはこれまで、新潟県佐渡市、北海道釧路市、長野県飯田市などの各地方自治体と連携協定を結び、地方活性化に向けたまちづくり、コミュニティの形成などで協力。地方自治体のサポートを受けながらホームシェアリングをはじめる人々を支援する取り組みを行ってきた。
また、両社は、コロナ禍での企業支援、地方創生に向けた旅行体験市場の開拓に関して2018年に包括的業務提携を締結。「災害時におけるBCP実行支援サービス」や「訪日外国人旅行者の利便性向上に向けたICTを活用した手ぶら観光サービスの実証事業」で協業を行ってきた。