タビナカ体験予約「Fun」社 、総額12.6億円を資金調達、新型コロナの影響を受ける事業者支援や新規プロジェクト開発へ

タビナカ体験予約のFun Group(旧タビナカ)社は、香港取引所上場の中国民生金融控股有限公司100%出資の日本の投資会社であるJBCホールディングスをはじめ、他金融機関を引受先とする総額約12.6億円の資金調達を実施した。

同社はこれまで個人投資家を中心に約7. 4億円の資金調達を実施しており、2014年の創業以来の資金調達額は、累計で約20億円となる。

今回調達した資金は、新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな影響を受けている国内外の観光事業者のサポート、アライアンスによる事業効率化を目指したグローバルでの「観光業者連合」の形成や、ハードウェアを含む新規プロダクトの開発資金などに利用していく。また、中国民生金融の持つ中華圏ネットワークおよび中華圏マーケットへのアクセスを活用することで、中華圏旅行者の獲得を目指す。

同社は「地球上の感動体験にアクセスするしくみを創る」をミッションに、2017年10月に現地観光ツアーに特化したエンターテインメント事業としてFunを立ち上げ。現在、バンコク、バリ、セブ、ハワイ、ラスベガス、台北の6都市で現地ツアー会社と連携しながら、バスや車などの移動手段を供給している。利用者は国籍数は70を超えており、M&Aを含む拡大戦略によりグループ会社は6社に拡大。事業規模は前年度比200%超となっている。

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