新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、世界各国では出入国の制限が続いている。トラベルボイスでは、2020年5月1日現在の欧米豪主要9カ国⇔日本の出入国の規制状況をまとめた(国によっては一部、外交関係者などの特例が認められる場合もある)。
日本への入国については日本政府による規制、各国への日本からの入国は、現地政府による規制。なお、日本政府は2020年3月25日付で日本邦人に対して全世界への渡航自粛(海外安全情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください)を発出している。
米国
米国→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→米国
- 入国後14日間は自宅などでの待機を求める。グアム、北マリアナ諸島への渡航者は、14日間の強制隔離 [5/1現在]
オーストラリア
オーストラリア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→オーストラリア
- 全ての者の入国を禁止、トランジットも原則不可(オーストラリア人、オーストラリア永住者と直近の家族、オーストラリア在住のニュージーランド人を除く)[5/1現在]
英国
英国→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→英国
- 英国は日本からの入国制限を発出していないが、症状が疑われる場合は国民医療サービス(NHS)の指示に従うよう指示。疑わしい症状がある場合には自己隔離をした上でNHSのオンライン症状チェッカーを利用。その結果に応じた対処が必要 [5/1現在]
カナダ
カナダ→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→カナダ
- 空路、海路について、6/30まで外国人の入国を禁止 [5/1現在]
フランス
フランス→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→フランス
- EU、シェンゲン協定国、英国以外の出身者は入国禁止 [5/1現在]
ドイツ
ドイツ→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→ドイツ
- 5月15日まで(延長もありうる)、EU、EFTA(欧州自由貿易連合)、英国以外の出身者は入国禁止。ただし、長期滞在資格を保有する者、国境を超える通勤者、帰国のためのトランジットは適用除外 [5/1現在]
イタリア
イタリア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→イタリア
- 全ての入国者は、公共交通機関に乗る際に旅行目的、居住所、交通手段、連絡先を記した宣誓書を提出。症状の有無にかかわらず、14日間の自己隔離 [5/1現在]
- イタリアはEU加盟国であり、EUは加盟国に対し、EU、シェンゲン協定国、英国以外の出身者を入国禁止することを提案している [5/1現在]
スペイン
スペイン→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [5/1現在]
日本→スペイン
- 5月15日まで、日本人を含むスペイン国民以外は、EU、シェンゲン協定国、国境を超えて通勤する労働者などを除き入国を拒否 [5/1現在]
ロシア
ロシア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否。ロシアは新たな水際強化で4/27に追加され、4/29・0時以降、日本に到着した人が対象になった [5/1現在]
日本→ロシア
- 当面の間、すべての外国人の入国を一時的に制限(外交官、ロシア居住者、ロシア国籍者の配偶者・子どもなどを除く) [5/1現在]
- ロシアの大使館・領事館でのビザ申請・受理・発給停止 [5/1現在]
- ロシアの空港と外国空港との定期便・チャーター便の運航を停止 [5/1現在]
以下は、直近の欧米豪3カ国からの訪日客数の推移。
出典/参考情報
・外務省 新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)