全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本旅館協会、全日本シティホテル連盟は2020年5月14日、39県で緊急事態宣言が解除されたことを受けて、「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)」を発表した。
具体的な感染防止対策については、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の提言にしたがって、留意すべき基本原則と各エリア・場面の共通事項と各エリアごとの留意点に分けて策定した。
基本原則としては、従業員と宿泊客および宿泊客同士の接触をできるだけ避けること、チェックイン/アウトでの密の回避、マスクの着用、消毒設備の設置、施設および客室の換気、従業員の毎日の健康チェックなどを明記した。
各エリアごとの留意点では、入館時(ロビーなど)、送迎時、チェックイン、エレベーター、客室、大浴場、食事関係、チェックアウト、清掃などの作業、トイレ、従業員などの休憩スペースに分けて、具体的に注意すべきことを列記。そのなかでも、特に食事については、宴会や会食などの機会も多く感染リスクも高いことから、より細かいガイドラインを設けた。
このほか、宿泊客の感染が疑われる場合についても、その対応の方法を明記した。