ANA、地球から宇宙旅行のアバター体験を提供、宇宙ステーションに宇宙アバター設置へ

ANA ホールディングス、ANA グループのavatarin(アバターイン)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の⽇本実験棟「きぼう」を活⽤した「宇宙アバター事業」の創出に向けた実証プロジェクトを開始する。

ANAホールディングとJAXAは2018年9⽉に共創型研究開発プログラム・宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)としてAVATAR X プログラムを立ち上げており、今回の実証プロジェクトはその⼀環となる。スペースアバターは「宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機に搭載され、2020年5⽉に「きぼう」へ到着する予定。

実証プロジェクトでは、avatarinが地上400km上空を秒速8kmで周回する「きぼう」に宇宙アバター「スペースアバター」を設置。地球からリアルタイムでスペースアバターを直接動かし、「きぼう」船内から宇宙や地球を眺めることできる体験を一般に提供する。また、年内に⼀般向けのイベントを開催し、都内の特設会場で体験できる機会を設ける予定。スペースアバターでは、avatarinが独⾃に開発したJAXA施設外から「きぼう」と通信する技術や映像伝送技術を利⽤する。

このほか、フェーズ1として、、宇宙ステーション船内における、⼩型分散型のアバター技術の実証・実装。フェーズ2として、宇宙ステーション船外における、⼩型分散型のアバター技術の実証・実装、 フェーズ3として、⽉⾯及び⽉周回有⼈拠点における、⼩型分散型のアバター技術の実証・実装を実施する計画だ。

小型分散型アバターのイメージ(報道資料より)

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