2020年5月24日、スペイン政府観光局は7月から日本人を含む外国人観光客の受け入れを再開すると発表した。AP通信によると、スペインのペドロ・サンチェス首相は5月23日、「7月からしっかりした安全な体制のもとで外国人の入国を許可する。観光客が危険でないとともに、スペインにとってのリスクもないと保証する」などと発言。スペイン人に対しては、経済復興のために6月下旬からスペイン国内での旅行計画を始めてほしいと促している。
スペイン政府観光局によると、2019年のスペインへの日本人渡航者数は前年比25.4%増の68万6091人で過去最高を記録。日本人によるスペインでの観光総支出額は14億8100ユーロで中国を抜いてアジアトップと、スペインにとって日本は非常に重要なマーケットとなっている。同観光局は「日本の旅行業界は再び商品造成が可能となり、旅行者には年内の海外旅行先の選択肢の一つとして検討してもらえるようになる」としている。