新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、世界各国では出入国の制限が続いている。トラベルボイスでは、2020年6月10日現在の東南アジア諸国とインド⇔日本の出入国の規制状況をまとめた(国によっては一部、外交関係者、労働許可証保有者などの特例が認められる場合もある)。
日本への入国については日本政府による規制、各国への日本からの入国は、現地政府による規制。なお、日本政府は2020年3月25日付で日本邦人に対して全世界への渡航自粛(海外安全情報レベル2:不要不急の渡航は止めてください)を発出している。前回(6月3日)から出入国規制に変更はなかったが、インド政府は非定期商用便やチャーター便でインドへ渡航する商用、就労目的の外国人は入国が可能との方針を発表している。
2020年6月10日現在の、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、シンガポール、インドネシア、インドと日本の出入国の規制状況は次のとおり。
タイ
タイ→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→タイ
- 非常事態宣言により外国人の入国を原則禁止 [6/10現在]
- 6/30まで、タイに向けた国際線旅客便の飛行禁止[6/10現在]
フィリピン
フィリピン→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→フィリピン
- 日本を含む査証免除対象国からの入国を停止。当面の間、全在外公館での新規ビザ発給を停止 [6/10現在]
マレーシア
マレーシア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→マレーシア
- 外国人渡航者の入国を禁止。ただし、マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MM2H)ビザ保有者の再入国を許可。出発前のオンラインフォーム提出、到着前14日以内のPCR検査陰性証明提出、マレーシア入国管理局長による再入国許可の取得、クアラルンプール空港での健康検査、滞在費用の負担を含む隔離施設での14日の隔離、条件付き活動制限令の全規定遵守が入国の条件 [6/10現在]
ベトナム
ベトナム→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→ベトナム
- 全ての外国人の入国を停止 [6/10現在]
- ハノイ空港、ホーチミン空港での国際線旅客便の受け入れ停止 [6/10現在]
シンガポール
シンガポール→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→シンガポール
- 短期滞在者の入国、トランジットを禁止。長期ビザの労働ビザ保持者についても、保健や運輸など公共サービス関連以外はシンガポールへの帰国不可 [6/10現在]
- 永住、長期滞在を含む全ての入国者は指定施設で14日間の隔離 [6/10現在]
インドネシア
インドネシア→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→インドネシア
- 外国人の入国、トランジットを原則禁止 [6/10現在]
インド
インド→日本
- 過去14日以内に滞在していた外国人は入国拒否 [6/10現在]
日本→インド
- すべての国境で入国禁止 [6/10現在]
- 6/30まで、国際民間旅客航空便のインドへの着陸を停止。当初5/31までの措置とされていたが、5/30付で延長が発表された [6/10現在]※
以下は、直近の東南アジア4カ国からの訪日客数の推移。