【図解】東南アジア主要4市場からの訪日客、2020年4月はわずか160人、航空座席数は9割減

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日本政府観光局(JNTO)の発表によると、2020年4月の訪日外客数が前年同月比99.9%減の2900人(推計値)にとどまった。これを東南アジア主要4カ国(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、タイは30人、シンガポールは10人未満、マレーシアは20人で、いずれも100.0%減。インドネシアは99.7%減の100人で、合計で160人未満(100.0%減)だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4カ国はいずれも3月28日から日本における検疫強化、査証無効化の対象になり、4月3日以降は日本への上陸拒否の対象となった。

また、現地政府の措置では、シンガポール政府が2月7日以降、日本への不要不急の渡航自粛を要請、タイ政府は3月26日に非常事態宣言を発令。マレーシアは3月18日に出国禁止を含む活動制限令などを発令し、インドネシアは3月3日以降、日本への渡航警戒レベルを引き上げた。

需要急減とともに、航空会社も相次いで日本行きフライトの運休、減便を追加した。航空データOAG社によると、4月に東南アジア4カ国から国際航空便は便数で前年同月比88.7%減の252便、提供座席数で90%減の6万7054席となった。

国・地域別では、タイが93.2%減/73便、94.6%減/1万8948席、シンガポールが90.7%減/55便、90.5%減/1万5203席、マレーシアが78.1%減/63便、79.8%減/1万7904席、インドネシアが77.4%減/61便、78.2%減/1万4999席だった。

タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

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