モルディブ、日本含む世界から観光客の受入れ再開、7月15日から、住民のいない島で滞在先1か所が条件

モルディブ政府観光局によると、モルディブは2020年7月15日から日本を含む世界各国からの旅行者受け入れを再開する。空港到着時に有効期間30日の観光ビザを発給する。モルディブ経済は観光に大きく依存しており、感染防止策を講じて旅行者と観光産業従事者の安全を図ることで早期再開に踏み切る形だ。

渡航にはモルディブ観光省が認定した宿泊施設の事前予約が必要となり、7月15日からリゾート島、ライブボード、住民が住んでいない島にあるホテルが営業を再開する。入国の際に機内で配布される健康申告書に記入のうえ提出すること、全日程を一カ所の宿泊施設で予約することなどが条件。乗り継ぎ目的を除き、複数のリゾートやホテルに滞在することはできない。

モルディブ観光省は旅行者受け入れのガイドラインとなる「観光業界におけるCovid-19感染防止のための公衆衛生対策について」を6月23日に発表。モルディブに入国するにあたり、新型コロナウイルスの陰性証明書やPCR検査の結果を求めることはなく、症状のない旅行者は検疫の必要もないが、過去14日間に感染した人、感染疑いのある人、また発熱や咳、喉の炎症、息苦しさの症状があった人は渡航を控えてほしいとしている。

また、機内やモルディブ国内の移動で症状がある旅行者の近くにいた人に連絡できるよう、接触者追跡を行う。帰国する際、また他国に渡航する際に、PCR検査の結果を提出する必要がある場合は、モルディブ空港でPCR検査を受けられるようにする。

また、第2段階として、ゲストハウス、住民が住んでいる島にあるホテルの予約は、8月1日以降の宿泊分から受け付けているという。

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