MaaSの保険金支払い業務をブロックチェーン技術で自動化、JR運行遅延を用いて実証実験、ナビタイムや大手保険会社が参画

SOMPOホールディングス、損害保険ジャパン、ナビタイムジャパン、LayerXの4社は、保険事故発生の自動検出および保険金支払業務自動化の技術検証を目的として、MaaS領域におけるブロックチェーン技術を活用した実証実験を共同で実施する。

MaaSにおいて、モビリティに関わる検索・予約・決済などのあらゆるサービスがひとつに集約されているなか、保険分野でも、従来の書類のやり取りによる手続きではなく、デジタル技術を活用した自動化や効率化を進めていく。

技術検証では、ナビタイムジャパンの経路検索アプリケーション「NAVITIME」と「乗換NAVITIME」の利用者からテストモニターを募り、LayerXが有するブロックチェーン技術を使う。

「電車の運行遅延」を保険金請求事由と見立て、ブロックチェーン上でさまざまなプログラムを自動的に実行できる仕組みのスマートコントラクトを活用。JR宇都宮線・高崎線・埼京線の遅延情報を自動検知し、位置情報をもとに遅延の影響を受けたと判定されるテストモニターに対して、保険金に見立てたデジタルクーポンを即時に自動発行、配付する。また、技術検証な加えて、新たな体験価値として受容されるサービスか否かを検証するため、実証実験に参加しクーポンを受け取ったテストモニターへ、満足度を問うアンケートも実施する。

報道資料より

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