ウイズコロナで新しい旅のカタチ「車泊(くるまはく)」が急増している。九州周遊観光活性化コンソーシアムが運営し、不稼働時間帯の駐車場や未活用の遊休地に車中泊が可能になるルール整備と、無人運用が可能な電源提供型の駐車管理システムを導入する実証事業で明らかになった。
同コンソーシアムによると、緊急事態宣言解除後の2020年5月末からキャンピングカーや自家用車による需要が急増。特に、8月の予約件数は前年同月比で約2倍、取扱高2.8倍と急伸した。
新型コロナウイルス禍のなか、他人と接触する心配がなく、プライベートな時間を大自然の中で楽しめるのが人気の理由のようだ。また、2020年8月の車泊利用のうち、全体の93%が九州地方居住者で、近場で楽しむマイクロツーリズムの傾向もうかがえる。