世界大手オンライン旅行トリップ・ドットコム(Trip.com)の中国ブランド「シートリップ」は、大型連休「国慶節」を含む今年10月の中国国内市場における実績を発表した。
それによると、すべての旅行商品が成長を記録。今年8月と9月の比較で、10月の航空券の販売数は前月の2倍以上、列車チケットの注文数は4倍以上、バスチケットの注文数は3倍以上の増加となった。また、レンタカーは前年比1.5倍以上の伸び、プライベートツアーは同2倍の伸びとなった。
シートリップの「中秋節休暇旅行データレポート」によると、国内旅行のレジャー・休暇へのシフトが一般的な傾向となっており、 地元の人のように生活したり、地元の美しさを発見したりするために、同じ街に数日間滞在する人が増加。 レポートによると、国慶節期間中に5日間連続でホテルに宿泊した旅行者は前月比で35%増加し、7日間連続で宿泊した旅行者は70%に急増した。旅行利用者の中で、90年代生まれ以降の新世代が6割以上を占め、特に「旅行目的地としてのホテル」を選ぶことが人気を集めている。
中国文化観光部のデータセンターによると、7日間の大型連休期間中の国内旅行者は6億1800万人で、国内の観光収入は前年比69.9%増の4億5433億元(約7兆1179億円)となった。