世界のサステナブル(持続可能)観光、今後5年間で13兆円の減少、途上国の取り組みに遅れ、市場はさらに細分化

イギリスの調査会社インフィニティリサーチ(Infiniti Research)の調査レポート出版部門であるテクナビオ(TechNavio)は、サステナブル・ツーリズム市場(持続可能な観光の市場)で最新動向を分析した「Global Sustainable Tourism Market 2020-2024」を発表。そのなかで、市場規模は2020年~2024年の5年間で、およそ1300億ドル(約13兆6000億円)減少するとの予測を示した。

新型コロナウイルスによるサステナブル・ツーリズム市場への影響は低いものの、2020年の成長は前年を下回る見込み。

レポートでは、市場の細分化が今後さらに進むと指摘。地域体験への需要が高まり、成長の機会が増える一方で、発展途上国でのサステナブル・ツーリズムの取り組みは遅れることから、サプライヤーにとっては厳しい状況が続くと見ている。

レポートは、世界の地域ごとに市場動向を調査しているほか、2020年~2024年の年平均成長率、市場の成長を促す要因、今後の消費者行動の分析、市場の競争環境、サプライヤーの課題なども分析している。

報道資料より※ドル円換算は1ドル105円でトラベルボイスが算出

Global Sustainable Tourism Market 2020-2024

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