グーグル(Google)は、AIを活用した新型コロナウイルス感染症の陽性者数などを予測する「COVID-19 予測モデル(日本版)」を公開した。予測開始日から感染状況を予測するサービスで先行して米国版が公開されていたが、2020年11月17日に日本版を開始。予測開始日から将来28日間のあいだに予測される国内の陽性者数や死亡者数などの予測値を表示する。
こうした新型コロナウイルス関連のサービスは、旅行分野でも強化しているところだ。先ごろ、同社は「Google Travel」の予約サービスで、新型コロナウイルスに関連する健康・安全情報を加えた。これにより、ホテル、フライト、体験を検索する際に、旅行先での安全情報や旅行規制を確認することが可能になる。
また、新型コロナウイルス感染者数など現地の情報源とのリンク先を表示するほか、過去6ヶ月の航空便の空席やホテルの空き室状況を調べることもできるようになっている。
すでに、Google Travelでは検索段階でキャンセル料無料のホテルをフィルターできる機能を追加していたが、それに加えて、各ホテルやバケーションレンタルの感染予防対策を確認できる機能の提供も新たに追加した。
Google Mapでは、旅行先の都市の感染者数や安全対策などの情報を得ることができるレイヤーを追加。さらに、公共交通機関でのマスク着用の義務化などの規制や、車を運転する場合にはルート上の道路規制も表示するようにした。
なお、グーグルでは「Google My Business」を利用する宿泊施設に対して、ビジネス・プロファイルにそれぞれが実施している感染予防対策を付け加えるように呼びかけている。