日本政府観光局(JNTO)によると、2019年に日本で開催された国際会議の参加者数総数は前年比8.4%増の199万3790人となり、このうち外国人参加者数は1.8%増の21万3394人だった。参加者総数は2014年(199万5366人)、外国人参加者数は2016年(21万6022人)に次ぐ、ともに過去2番目多さ。国際会議の件数は5.5%増の3621件で過去最高となった。
JNTOは「コロナ禍による会議のオンライン化などの最新動向や主催者ニーズを把握し、今後も日本での開催を目指しい誘致促進を強化したい」としている。
開催都市別では1位東京23区(561件)、2位神戸市(438件)、3位京都市(383件)と続き、トップ10内の都市は前年と同じだった。外国人参加者数50人以上、かつ参加者総数300人以上の中・大型国際会議は前年比1.5%増の471件と全体に占める割合は1割強だが、参加者数全体で約5割、外国人参加者数では6割を超えるなど、訪日外客拡大への貢献度が高い。
北九州で開催された第12回アジア制御会議(参加者総数 1950 人、うち外国人参加者数 1200人)など、地域の特性を活かした大型会議の誘致によって地域活性化・国際化に成果を上げた事例もあった。