エクスペディアが新たな取り組み発表、クルーズ予約一本化や新API搭載、「キャンセル料無料」の絞り込み条件追加も

エクスペディア・グループは、旅行業界の回復へテクノロジーにより注力する。また、各事業での新たな取り組みを発表した。

宿泊施設向けには新しいAPI「Rev+ Insights API」をより多くのチャネルマネージャーのシステムに搭載するほか、バケーションレンタル(民泊)の物件管理会社向けに「物件を追加」機能を開発。クルーズについてはオムニ戦略を開始し、社内すべての販売チャネルを1つのプラットフォームに統合。予約サービスを一本化することで、クルーズ業者への送客増を目指す。

一方、旅行者向けには、予約変更やキャンセルへの柔軟な対応ができるよう、航空券には「変更手数料なし」がわかるマーク、宿泊施設の検索結果ページには「キャンセル料無料」の絞り込み条件を追加する。レンタカーでは非接触テクノロジーとして、新機能「オンライン チェックイン」をアラモ、エイビス、バジェットなどレンタカー業者15社で利用できるようにした。

これらは、2020年12月9日に米国・シアトルで開催したパートナーカンファレンス「explore ’20」で宣言したもの。エクスペディア・グループのトラベル・パートナーズ・グループプレジデントであるシリル・ランク氏は、「旅行業界は多種多様の企業で成り立っており、協力して取り組むことで、世界中の人々に旅への希望をもたらす。2020年は技術革新が重要な役割を担い、来年以降もトラベルエコシステム構築への鍵を握る」などとコメントした。

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