ユナイテッド航空は、新型コロナウイルス関連の入国条件を確認できる新しいデジタルソリューション「トラベル・レディ・センター(Travel-Ready Center)」を立ち上げた。このソリューションでは、アプリまたはウェブサイト上で各国の検査体制を確認できるほか、旅行に必要な検査結果やワクチン接種歴をアップロードすることが可能だ。
具体的には、アプリまたはウェブサイトから世界約1万500ヶ所の検査施設から検査を受ける施設1ヶ所を選択できるほか、ビデオライブチャットで旅行に必要な書類や必須条件をカスタマーサービスに確認できる「Agent on Demand」機能も用意。さらに、訪問先の詳細なビザ要件を確認することも可能にした。
トラベル・レディ・センターは、同航空の「My Trips」からアクセスが可能。アップロードされたデータはチェックイン時に確認され、搭乗が可能かどうかが判断される。今後、個人の旅程に沿った必要条件などを提供するなど、さらに機能を充実させていく。
同航空では、モバイルアプリでのデジタルカスタマーサービスを強化。視覚障がい者向けに機能拡張を実施したほか、旅行制限をフィルタリングできる「デスティネーション・トラベル・ガイド」や新しいチャット機能などの提供も始めている。