アメリカ人の旅行回復は家族旅行から、「今後9ヶ月以内に旅行を計画」は6割に、親世代の旅行意欲はより強い傾向も

エクスペディア・グループのOTA「トラベロシティ(Travelocity)」は、コロナ禍のアメリカ人の旅行意向について調査を実施し、3つの特徴的な結果を明らかにした。

まず、パンデミック発生以降、親の旅行意向はそれ以外よりも2倍高くなっていることから、2021年は家族旅行から回復するとの予測を示した。トラベロシティでは、ステイホームが続くなか、親はこれまで以上に家族への対応に苦労しており、旅行に出かけることで、早くその重圧から開放されたいと考えていると分析している。

また、回答者全体の60%が今後9ヶ月以内の旅行を計画。そのうち43%が自分たちの立てた計画に非常に自信を持っていることも分かった。トラベロシティは、この結果について、大部分が短期間の旅行を計画しているためとしている。具体的には、近くの観光地訪問が24%、ドライブ旅行あるいはビーチが30%、週末の旅行が26%となっている。

3つ目は安全性。旅行を計画する上で重視する点として回答が多かったのは、宿泊施設と交通機関の清潔さと宿泊施設での安全性で、「非常に重視する」と「重視する」を合わせてそれぞれ81%を超えた。トラベロシティは、旅行者はワクチン接種や検査をどのように旅行計画に生かしていけるか情報を求めていると分析している。

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