都市から2時間ドライブ圏で小型キャビンを展開、米アウトドア系の宿泊運営会社が4200万ドルの資金調達

森林など自然の中で、小型キャビンでの宿泊サービスを提供している米国のスタートアップ、ゲッタウェイ(Getaway)社はこのほど、投資会社セルタレスによるシリーズCラウンドの資金調達で4170万ドル(約43.4億円)を獲得した。

ゲッタウェイが運営している宿泊施設は、広さ200平方フィート(約18.6㎡)以下の丸太小屋風のキャビン。ミニキッチン、トイレ、温水シャワー、タオル、屋外の焚火スペースなどがあり、1泊から利用可能。米国主要都市から車で2時間圏内にある森林などで、同社が「アウトポスト(Outpost=辺境の地)」と呼ぶエリア内に、複数キャビンを運営している。現在、アウトポストがあるのは、東部を中心に米国内12か所。

フォーカスワイヤ報道によると、2020年の予約は前年比150%増となり、キャビンの稼働率はほぼ100%だった。前回の資金調達は、2019年6月、スターウッド・キャピタルによるシリーズBラウンドで金額規模は2250万ドル(約23.4億円)。創業は2015年。

同社では、今回、新規獲得した資金を投じ、シカゴ、ナッシュビル、シアトルなどの郊外でも新規アウトポストの開発を急ぐ計画を明らかにしている。

※この記事は、世界的な旅行調査フォーカスライト社が運営するニュースメディア「フォーカスワイヤ(Phocuswire)」から届いた英文記事を、同社との提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事:Certares leads $42M Series C for cabin-rental platform Getaway

※ドル円換算は1ドル104円でトラベルボイス編集部が算出

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