シンガポール政府観光局(STB)はこのほど、シンガポールで制作されたシンガポール映画を、動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」を通じて日本市場向けに配信開始した。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で海外旅行が自由にできない状況が続くなか、シンガポールの社会や物語、歴史・文化が垣間見られる作品を配信を通じて、アフターコロナの旅行需要喚起につなげたい考えだ。
配信するのは、カンヌ国際映画祭、釜山国際映画祭など、世界で高い評価を受けた作品。STBによると、シンガポールの映画産業は、1990年代に国産映画の復活期を経て、製作者が独自の視点で語る物語作品へと成長し、海外でも親しまれるようになっているという。
配信作品は、『悩める青春のススメ』(監督:エイドリアン・リム)、『ホームラン』(監督:ジャック・ネオ)、『88I歌え!パパイヤ』(監督:ロイストン・タン)、『すばらしき大世界』(監督:ケルビン・トン)、『サヤン・ディサヤン:愛しき人よ』(監督:サニフ・オレク)、『私たちの歌:新謡が紡いだ時代』(監督:エヴァ・タン)の6本。