常磐興産が運営するスパリゾートハワイアンズは、創業100年目となる2066年1月に敷地内の地下800mに世界最大規模のテーマパーク「チカリゾートハワイアンズ」を開業する。
「常磐ハワイアンセンター」(現スパリゾートハワイアンズ)の前身は本州最大の炭鉱であった常磐炭礦。エネルギーの主役が石炭から石油に変わり、石炭産業が衰退したことから、業態変更を行い、 地下から湧き出る豊富な常磐湯本の温泉水を活用した「夢の島ハワイ」イメージする日本初のテーマパークを1966年1月に開業した。
今回発表された「チカリゾートハワイアンズ」は、常磐ハワイアンセンターの開業と並行して計画されたもの。「炭鉱の火を残したい」という従業員の思いを受け止め、 「炭鉱(たんこう)」と「観光(かんこう)」という同社の歴史の二大要素を掛け合わせた世界初の地下テーマパークとなる。
地下の開発は、 炭砿事業で培ったノウハウを活かし、これまで55年間、 秘密裏に続けられてきたが、今年、開業のメドが立ったことから、計画を発表することになった。
施設は、今もなお残る常磐炭礦の坑内の跡地を活用。地下800m、総面積は福島県いわき市の総面積と同じ広さの1232km²。 世界最大規模の広さを持つ地下で、 誰も体験したことがない未知の世界が楽しめるテーマパークにしていく。
今回の発表に合わせて、スパリゾートハワイアンズは、地下調査の様子を2021年4月1日からYouTubeで配信する。
なお、この記事は4月1日の特別企画。4月1日は、世界的にエイプリールフールと呼ばれる特殊な日だ。
チカリゾートハワイアンズの概要説明(Youtube「スパリゾートハワイアンズ」チャンネル)